インフルエンザならタミフル?
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タミフルとは?
タミフルは、インフルエンザ治療薬:オセルタミビル (Oseltamivir)の商品名、通称名、簡単な呼び名。リン酸オセルタミビルとして、スイスのロシュ社(日本ではロシュグループ傘下の中外製薬)により商品名「タミフル (Tamiflu)」として販売されている。A・B両型のインフルエンザに効果があるとされている(B型には効きにくい傾向がある)。また、致死率が高い鳥インフルエンザにも効果があるとされている。
日本においては2000年に厚生労働省が承認、2001年2月に保険適用となり、タミフル:カプセル75とタミフル:ドライシロップ3%として販売されている。
参考サイト・情報:
リン酸オセルタミビルについて
タミフルはインフルエンザに有効?
インフルエンザ自体に対する治療としてはタミフルなどの抗インフルエンザ薬しか無いが、その効果は根本的なものでは無く、また発症後早期(約48時間以内)に使用しなければ効果が無いといわれている。
タミフルは、インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼの作用を阻害することによって、細胞内で感染増殖したウイルスが細胞外に放出されることを抑制する。
これは、つまり、タミフルが、ウイルスが増えるのを阻害する薬剤であって、既に増殖したウイルスを破壊する効果がないことを意味する。
タミフルに耐性を持つインフルエンザウイルスの発生が実験室内で確認され、耐性をもつウイルスによる感染例も報告されている。
普通の成人であれば、タミフルを飲めば、症状は軽くなり、仕事を休む期間が短くなるとはいえそうだ。
タミフルがインフルエンザを防ぐ?
タミフルカプセルは、インフルエンザ予防薬としても使えることになっている。(タミフルドライシロップは予防薬としては使えない。)流通量などの問題から、予防薬として処方してもらえるのは、心疾患・呼吸器疾患や糖尿病などをかかえ、かつワクチンの接種不能な高齢者だけとなっている。しかし予防薬としての処方は、日本では健康保険の適用外である。
タミフルの副作用は?
頻度の高い副作用は、腹痛、下痢、嘔気などの消化器症状。
2004年6月、日本の厚生労働省は「医薬品・医療用具等安全性情報No.2022.重要な副作用等に関する情報【3】リン酸オセルタミビル」に(重大な副作用)「精神・神経症状:精神・神経症状(意識障害,異常行動,せん妄,幻覚,妄想,痙攣等)があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,観察を十分に行い,症状に応じて適切な処置を行うこと。」を追加している。
タミフルで異常行動?
最初は、2005年11月だった。タミフルによる異常行動の結果としての事故死ではないかと、タミフルを服用していた2人の患者が事故死(転落死など)したことが報道された。
その後、平成18年末までに、タミフルを服用した16歳以下の小児16例の死亡が報告された。
今年になって、再び、タミフルによる異常行動が結びついたのではないかと疑われる中学生2例の死亡事故が報告された。
やはり、タミフルと異常行動は因果関係があるのだろうか?
タミフルと異常行動の因果関係について、厚生労働省は?
厚生労働省は、2月28日、インフルエンザ治療に携わる医療関係者に対し、インフルエンザと診断し治療を開始するときの配慮、及び家族への説明について、注意喚起を促すコメントを発表した。
タミフルの使用と精神・神経症状の発現の関係については、専門家による調査を行ってきたが、タミフルの使用と精神・神経症状に起因するとみられる死亡との関係については否定的とされていることから、現段階ではタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えていない。
インフルエンザウイルスに感染した場合、タミフル販売開始以前にも異常言動の発現が認められており、また、稀に脳炎・脳症をきたすことがあるとの報告もなされていることから、以下の点についてご配慮願いたい。
万が一の事故を予防するための予防的な対応として、特に小児・未成年者については、インフルエンザと診断され治療が開始された後は、タミフルの処方の有無を問わず、異常行動発現のおそれがあることから、
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自宅において療養を行う場合、 @異常行動の発現のおそれについて説明すること A少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮すること が適切であると考えられる。 |
参考サイト・情報
リン酸オセルタミビルについて
リン酸オセルタミビルの服用後に死亡した16歳以下の小児症例(平成18年1月20日現在)
リン酸オセルタミビルの服用後に死亡した17歳以上の成人症例(平成18年1月20日現在)
日本小児科学会におけるタミフルに係わる事項についての見解
Post-influenzal psychiatric disorder in adolescents.
Acta Psychiatr Scand. 1988 Aug;78(2):176-81.
(15−18歳の505名を調査し、統計的解析を行い、過去6ヶ月間にインフルエンザに罹患したグループで、罹患していないグループに比べ、より心理的な異常を有意に示した。)
インフルエンザ薬:タミフルで異常行動死 少年2人[毎日新聞]