弱視
弱視の治療
弱視治療の基本は、屈折異常を矯正して、両目をしっかり使わせることです。そして、感受性のある時期を失せずに治療を行うことが大事です。
1.屈折異常の矯正
小さな子供でも、正確な屈折検査を行い、眼鏡あるいはコンタクトレンズによる屈折異常の矯正を行います。適切な屈折の矯正が行われていれば、良好に視力発達がみられます。逆に、弱視治療によって、視力の発達が得られないときには、不適切な眼鏡ではないかと、再度検査をしたほうがよいです。
2.アイパッチ(遮閉法)
遮へい法は、良いほうの目(健眼)を遮へい装置またはアイパッチで覆って使えないようにするものです。
遮へい時間は、遮へいによって弱視を引き起こすことがないよう、1日のうち時間を区切って行います(パートタイム遮へい)。
遮へい方法としては、アイパッチを利用した完全遮へいが最も良く行われていますが、柔らかい布でできた遮へい装置を眼鏡に装着して行うことも多くなってきました。
完全遮へいでは、遮へいしている間、両眼視することができないので、両眼視機能を阻害することになります。そのため、両眼視が良好な弱視にこの方法を用いる場合は、遮へい時間に十分注意する必要があります。年齢が幼いほど、遮へいによる影響は大きいので、遮へい時間は、少な目から経過をみて増減されます。両眼視の良い弱視の場合、3歳児で1日のうち3時間が、目安です。
3.薬剤による弱視治療
眼鏡による屈折矯正と同時に、薬剤(アトロピン)を使う方法(ペナリゼーション)。
片方の目は近くに、もう一方の目は遠くに、といった具合に、左右の目の焦点をずらして、目的に沿った使わせ方をさせる。弱視の程度や種類により、良いほうの目で近くを見させるか遠くを見させるかは変わってくる。
子供の視力障害〜視力を守る育児〜